人工肛門!パウチが離せない完全無穴。直腸がんからストーマへ。

臆病という病気。

臆病という病気。

有名なムンクの「叫び」は、
叫びという題名だが、ぼくには叫びに見えない。

背後から誰かがやって来る。
前からも誰かがやって来る。
声も出せなくて、おびえている。
絶体絶命「ピンチ」の絵・・・

ムンク「叫び」

臆病風の大流行。

臆病は病名ではないようだが
ちょっとしたことにも怖がったりしりごみしたり、
おじけづいたりすることを言うらしい。

小心でいつもびくびくしている人を
「臆病な男」「臆病者」などと軽蔑する事がある。

おくびょうがみ【臆病神】
「臆病神にとりつかれる」
臆病な心を起こさせる神さまがいるという説。

また、歌舞伎舞台や能舞台でも舞台装置の、ある部分の出入り口には
おくびょうぐち【臆病口】と言うのがあるらしい。
昔は商店の店先の戸に作った小窓で、閉店後に来客と品物や金銭の受け渡しをしたり、
来訪者を確かめたりする窓のことを、おくびょうまど【臆病窓】と言ったという。

体の病気でなくとも、行動に勇気がないとか
慎重さにも度が過ぎると臆病者と言われる。

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しかし無鉄砲で行動的より、臆病で慎重と言われる方が
他人に迷惑をかける度合いは少ないかも知れない。

誰でも人から臆病と言われるのは嬉しくないだろう。
臆病は勇気という言葉の反対側に位置する場合もある。
見栄とか外聞に関わる場合もあるかもしれない。

臆病風の症状は無関心。

ちょっと勇気を出して手を差しのべるだけで助けてあげられたり
ひと言、優しい言葉をかけるだけで救われる事もあるだろう。
見て見ぬ振りの臆病風が、蔓延する世の中になった。

自分はどうだろう。
家族はどうだろう。
学校はどうだろう。
会社はどうだろう。
政治はどうだろう。

電車でも、自転車でも、車でも、歩いていても
マナー違反には無関心。
ありとあらゆる場面で見ても見ぬ振り。

無関心症状を伴う臆病風は
自覚症状がないから気がつかないのか
気がつかない振りなのか・・・
少しの勇気さえあれば臆病は克服できる。
みんなで小さな勇気を持とう。

この病がなくなれば、世界は変わるはずだ。
風は万病の元、と昔から言われるのだから・・・。

パウチ生活もそろそろ2年。
人工肛門にも何となく慣れたが
障害者手帳を持つ身としてはやはり不安だ。
ムンクの叫びほどではないが・・・



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